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受刑者に対する矯正処遇の目的と実施

矯正処遇は受刑者の再犯防止の目的から、個々の犯情やパーソナリティに応じた更生向けプログラムを用意し、それに基づいた作業・指導を行わせる処遇を行うものです。決定された処遇内容は平日とされる日には連日実行されるものであり、服役中に最も多くの時間を過ごす場という側面も有しています。
処遇内容の決定は、処遇指標若しくは収容分類級と呼ばれる基準によって各受刑者を属性付けする事によって行われます。属性の決定には年齢・性別といった個人の情報に加え、受刑に至った犯罪の内容や背景が大きく影響します。特に指導内容の決定において、重要な役割を担っています。
例えば暴力団組織に属している者については離脱を目的とした改善指導、外国人において日本語能力不足が犯罪の原因となっている事が考えられる場合には教科指導、薬物の使用が引き金となっている場合には生活全般に関する改善指導を行うという事になります。
また刑罰の軽重も処遇内容の決定に大きく影響します。懲役刑の場合は作業を行わせる事が法で義務付けられる為、作業を中心として指導を並行して行う事となります。一方、禁固刑の場合は指導により重点を置かれるケースや、就労支援を中心としたプログラムが組まれるケースも見られます。シニア01